「我々の英雄軍隊は来襲するすべての敵を打ち負かす自信と能力を持つ」習近平中共中央総書記(国家主席、中央軍事委員会主席)のこの力強い言葉は期せずして、ロイター通信、ボイス・オブ・アメリカ、プレス・トラスト・オブ・インディア、シンガポール紙『聯合早報』などの海外メディアの報道の重要内容になった。
軍事パレードで登場した武器装備品も、海外メディアが大きく取り上げる焦点になった。戦略核兵器の高い能力を持つロシアのメディアは、中国の軍事パレードに登場したミサイルに特に注目した。30日付ロシア紙『ヴズグリャート』は「今回の軍事パレードには1万2000人の軍人、600以上の装備品(100機以上の航空機を含む)が登場した。うち4割の武器は初公開。最も注目されたのは、初公開された最新型のDF-31Aシリーズ移動式大陸間弾道ミサイル(ICBM)で、射程距離は1万キロ弱に達する」と伝えた。中国の今回の軍事パレードは、ロシアのネットユーザーの間で大反響を呼んだ。あるネットユーザーは「米当局者は先ほど、中国に核攻撃をする備えがあると称した。中国の軍事パレードの力を見れば、米国は中国の報復がどのような結果を生むかを知るだろう」とコメントした。
空で高い優位性を持つ米国のメディアは、中国の戦闘機に特に注目した。CNNは「期待されていた今回の軍事パレードは土曜日になりようやく、日曜日に開催されると正式発表された。これは中国の建軍90周年記念の一環だ。日曜日の軍事パレードで最も注目されたのは、最新のステルス戦闘機J-20で、米軍のF-22もしくはF-35戦闘機の潜在的なライバルとされている」と報じた。香港・嶺南大学の教授は「これはJ-20戦闘機を実戦に投入できる証拠であり、中国空軍がこれにより隣国を上回る空の力を手にすることを告げた」と説明した。
CNNはさらに「偶然かもしれないが、中国は日曜日にさらに、中国独自の核弾頭を搭載できるICBMなど最新の武器を公開した。専門家によると、中国はネット上でDF-31AGと呼ばれる陸上配備型ICBM、DF-31Aのアップグレード版を誇示した。DF-31AGは複数の核弾頭を搭載し、米国のミサイル防衛システムをかいくぐるより高い能力を持つという」と報じた。