中国がシリアに特殊部隊を派遣? 国防部が否定

中国がシリアに特殊部隊を派遣? 国防部が否定。

タグ:シリア 特殊部隊 国防部 否定

発信時間:2017-12-01 15:32:08 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 中国がシリアに特殊部隊を派遣?11月30日に開かれた中国国防部月間定例記者会見で、中国国防部新聞局長、国防部報道官の呉謙氏は「事実ではない」と否定した。

 

 シリアのシャバン大統領補佐官がこのほど訪中し、中国外交部の王毅部長とシリア情勢について意見交換した。海外メディアの報道によると、中国は「雪豹」突撃隊を派遣し、シリア国内の「東トルキスタン」過激派組織を掃討することに同意した。「雪豹」突撃隊は武装警察の国を代表するテロ対策部隊で、重大活動の安全保護やテロ対策などの任務を何度も遂行しており、中国在外公館の武装警備任務に参加したこともある。呉氏は11月30日の記者会見で、中国がシリアに特殊部隊を派遣し、過激派組織の掃討を支援するという情報について「事実ではない」と表明した。

 

 しかし呉氏は、中国特殊部隊の別の対外協力については認めた。呉氏は、中国人民武装警察部隊とロシア民間防衛軍が来月、中国の寧夏回族自治区で「協力-2017」テロ対策合同訓練を行うと発表した。訓練は今月2-13日に銀川市で行われる。ロシア側は「勇士」「山猫」特殊部隊を派遣し、中国側は「沙狐」テロ対策突撃隊を派遣する。

 

 中国とロシアは12月に、「空天安全-2017」中露第2回首長司令部共同ミサイル迎撃コンピュータ演習を実施する。呉氏によると、同演習は11-16日にかけて北京で行われる。双方が防空・ミサイル迎撃作戦の計画・指揮・火力協力などの内容を共同訓練することで、弾道ミサイルと巡航ミサイルの両国の領土に対する突発的・挑発的攻撃に対応することが目的。

 

 このような海外との合同演習は、2018年の解放軍軍事訓練の重点内容の一つになる。呉氏によると、2018年には部隊の戦備・戦闘能力の向上をめぐり、全軍で軍事訓練に励む。その重点の一つになるのが、「軍事訓練対外交流・協力の強化、関連国軍隊との合同訓練の深化と拡大」だ。また解放軍は国際戦略構造の調整及び中国周辺の安全情勢の発展を見据え、部隊の使命・課題に的を絞った訓練を強化する。いつでも各種安全脅威に対応し、各種緊急・突発的状況に大胆に対処できるようにする。



「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年12月1日

TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで