王毅外交部長(外相)は22日、サンティアゴで開かれた中国―CELACフォーラム第2回閣僚級会議に出席した。新華社が伝えた。
王部長は開幕式で習近平国家主席の祝辞を読み上げた。王部長は「習主席は祝辞で中国―CELACフォーラムの過去3年間の発展を高く評価し、『一帯一路』の共同建設によって中国・中南米関係を先導する考えを示した。これは中国・中南米協力の深化、共同発展の実現という中国側の真摯な意向の表れだ」と指摘。
「中国―CELACフォーラムが実り豊かな成果を挙げたのは、双方が相互尊重と平等を終始堅持し、協力を共に図り、発展を共に促進する方針を終始堅持したおかげだ。次の段階において、中国側は中南米側と共に、習主席と中南米首脳の定めた包括的協力パートナーシップ構築の目標に従い、『一帯一路』共同建設を新たな契機に、中国・中南米『1+3+6』協力枠組を深め、中国・中南米協力の最適化と高度化、革新的発展を推し進めたい。このために中国側は中国と中南米が共同で陸海一体の大連結を築き、開放・互恵の大市場を育成し、自主先進の大産業を築き、革新的成長の大チャンスを捉え、平等・相互信頼の大交流を繰り広げることを提案する。今会議を新たな出発点に、より分野が広く、構造が優れ、原動力が強く、質の高い中国・中南米協力の新局面を共に築きたい」と表明した。
ラテンアメリカ・カリブ諸国代表は中国―CELACフォーラムが過去3年間に得た実り豊かな成果と中国・中南米協力の促進に発揮した積極的役割を高く評価した。各国は中国側の打ち出した「一帯一路」の枠組での双方協力深化の新たな構想と理念に積極的に賛同し、「一帯一路」イニシアティブは中南米の発展実現に新しい重大なチャンスをもたらすとの認識で一致した。
会議は「サンティアゴ宣言」「中国―CELAC協力(優先分野)共同行動計画(2019-2021)」を採択したほか、「『一帯一路』特別声明」を発表した。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年1月25日