劉鶴中央財経指導グループ弁公室主任(中共中央政治局委員)は24日、ダボス会議に出席し、挨拶を述べた。
劉氏は「昨年習主席がダボスで行った著名な演説は、国際社会からあまねく歓迎された。それから1年、中国は習主席の提案を積極的に実行に移し、経済のグローバル化を実際の行動で後押ししてきた」と指摘。
「第19回中国共産党大会は習近平同志を核心とする新たな中央指導グループを確立し、『習近平による新時代の中国の特色ある社会主義思想』を中国発展の行動指針とし、2020年までに小康社会(ややゆとりのある社会)を全面的に完成し、2050年までに2段階で社会主義現代化強国を完成するとの壮大な目標を定め、今後数年の中国の経済政策のトップレベルデザインも明確にした。中国経済はすでに高度成長段階から質の高い発展の段階へ転換した。今後数年、中国の重大な政策はいずれもこの全体的要請を押さえ繰り広げられる。中国は供給側構造改革を主軸に、重大リスクの防止・解消、貧困脱却、汚染対策の三大堅塁攻略戦を断固として成し遂げ、小康社会の全面的完成を確保する」と述べた。
また「中国は引き続き全面的な対外開放を推し進め、市場参入を大幅に緩和し、『一帯一路』建設を積極的に推し進め、『共に話し合い、共に建設し、共に分かち合う』グローバル・ガバナンス観を堅持し、多国間主義と多角的貿易体制を断固として維持し、新型の国際関係と人類運命共同体の構築を推し進める」と強調した。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年1月25日