(5)公共安全:応急管理部を新設 安全リスクを防止・解消
改革案は、応急管理部を新設し、中国地震局や国家炭鉱安全監察局は応急管理部が管理し、国家安全生産監督管理総局は廃止するとした。
中国人民大学法治・社会統治研究センター執行主任を務める王旭教授は改革について、社会公共安全体系を整備し、
災害時にはよりすばやく有效に各種の資源を動員し、上下の連動をスピーディーに実現し、防災・減災・救災の能力を高め、人々の生命や財産の安全と社会の安定の保障に揺るぎない力を与えるものだと語った。
(6)科学技術革新:科学技術部を再編 革新活力のさらなる発揮へ
改革案は、科学技術部と国家外国専門家局の職責を統合し、科学技術部に再編することを打ち出した。国家自然科学基金委員会は科学技術部によって管理される。
天津中徳応用技術大学党委の張興会書記は、科学技術部の再編は、科学技術資源を適切に配置し、科学技術革新人才を養成し、革新の強大な活力をさらに発揮することを可能とし、国家革新体系の建設の強化を助けるものだと語った。
(7)市場監督管理:国家市場監督管理総局を新設 総合的な法執行を推進
改革案は、国家市場監督管理総局を新設し、国家工商行政管理総局と国家質量監督検験検疫総局、国家食品薬品監督管理総局は廃止するとした。
全人代代表を務める上海社会科学院の張兆安・副院長は、国家市場監督管理総局の新設は、市場監督管理の総合的な法執行をさらに推進し、品質安全の監督管理を強化することを可能とし、人々の購入や使用、食用の安心を実現するものだと語った。