中国の大規模な空母艦隊、南中国海で正常な演習活動を展開

中国の大規模な空母艦隊、南中国海で正常な演習活動を展開。海外メディアはその前日、今回の遼寧艦が参加する南中国海の演習は規模にせよ範囲にせよ極めて異常であり、軍事力を見せつける大々的な動きだと伝えていた…

タグ:遼寧艦 実戦演習 南中国海 艦隊

発信時間:2018-03-29 14:06:03 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 

 「遼寧艦が40数隻の艦艇を率いて南中国海で実戦演習を行った。衛星写真は米国の学者を驚かせた」先ほど遼寧艦の空母打撃群が台湾海峡を通過することを懸念していた台湾メディアは28日、驚きの声をあげた。海外メディアはその前日、今回の遼寧艦が参加する南中国海の演習は規模にせよ範囲にせよ極めて異常であり、軍事力を見せつける大々的な動きだと伝えていた。

 

 匿名の専門家は28日、環球時報のインタビューに応じた際に、次のように話した。

 

 衛星写真が本物であれば、遼寧艦を中心とするこの大規模な艦隊は、世界的に見ても稀だ。1982年に英海軍が混成艦隊を組み、フォークランド諸島で作戦を展開したが、当時の艦艇数も40数隻のみだった。今回の遼寧艦による特別艦隊は、海軍3大艦隊でつくられた。いずれも中国海軍主力作戦艦艇、最新型かつ情報化の程度が高い第3・4世代艦艇で、作戦能力が極めて高い。

 

 一般的に、米国の空母艦隊の「標準スペック」は、原潜1−2隻、巡洋艦1−2隻、大型駆逐艦2−4隻などで、他にも大型補助船1隻と遠洋補給艦1隻がつく。特定の作戦目標があるわけでなければ、空母艦隊はこれほど巨大な混成艦隊を必要としない。今回の南中国海で演習を行った空母艦隊は大規模であったため、演習の内容は艦隊航行だったと思われる。司令官の指揮水準を高め、艦艇の通信能力を検証できる。さらに重要なのは、大型艦隊の航行では、空母を中心とし数と種類の異なる艦艇が随時空母と艦隊を組むことで、空母艦隊を組むための柔軟性を高めることだ。これは不測の事態が生じた際に、異なる空母艦隊をスムーズに組むための一助になる。また第2、第3の空母艦隊を組む基礎を固めることができる。

 

 ある軍消息筋は28日、環球時報の記者に対して、次のように話した。

 

 中国の南中国海における演習は正常な活動だ。党と国の指導者は年頭、訓練開始の動員をかけた。また中国海軍の装備品は近年急発展しており、各大型部門・戦区・軍種・兵種が実戦化訓練を展開している。海軍は将来的にさらに遠洋に進出し、演習の頻度も高まり、規模も拡大し、実戦化の程度も高まるだろう。これは中国軍の必然的な発展の流れであり、軍事発展にあるべき流れでもある。米軍と比べると、解放軍の演習は頻度も強度も足りない。

 

 国際社会の今回の演習に対する反応を見ると、中国の軍事力の発展、世界一流の軍隊建設の決意にまだ慣れていないようだ。世界で最も強い軍隊は、米軍と解放軍になるだろう。当然ながら米軍は全世界に到達し攻撃できるが、中国は防御中心の国防政策を貫き、世界で覇を唱えることはない。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年3月29日  


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