印メディア:対中貿易戦争は米国の衰弱の兆候 力はアジアに移行

印メディア:対中貿易戦争は米国の衰弱の兆候 力はアジアに移行。中国と米国の間では貿易戦争の最初の銃声が鳴った。米国の中国に対する巨額の貿易赤字が一因とされる…

タグ:貿易 関税 経済 利益

発信時間:2018-03-28 16:58:53 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中国と米国の間では貿易戦争の最初の銃声が鳴った。米国の中国に対する巨額の貿易赤字が一因とされる。だがこれは米国の衰退と中国の台頭というより深いレベルの状況の表れとも考えられる。インドのニュースサイト「Livemint」が伝えた。

 米国が世界一の軍事大国であり、最も重要な金融大国であることは間違いない。だが興味深いことに、歴史を振り返れば、金融の支配的な地位が商業利益を超える時、帝国は崩壊し、新たに台頭した霸権国家にバトンがわたるという現象が見て取れる。

 この理論は、フランスの歴史学者のフェルナン・ブローデルとジョンズ・ホプキンス大学の政治経済学者で社会学者のジョヴァンニ・アリギと深く関係している。これらの学者は、政治経済学の視点から一種のパターンを発見した。大まかに言えば、ある国家の商業的な成功は権力の中心をめぐる競争を伴い、それまで主導的な地位にあった経済体の金融化をもたらすというものだ。例えば製造業で米国に優位を譲った英国は、国外での投資から収入の獲得を続け、金融英国の主導産業となった。類似した状況はオランダでも発生したことがある。オランダは当時、欧州の商業上の霸主の地位を英国に奪われていた。


 アリギによると、金融の利益によってコントロールされた米国経済はすでに、優位喪失の危機に陥っている。この理論によると、金融化は衰退の兆候であり、経済の指導権を譲り渡す前奏と言える。米国からアジアに力が移りつつあると警告する声はこれまでも多かった。米国はかつて日本の挑戦を押し止めることには成功した。だが中国はまったく異なる。

国際通貨基金(IMF)の報告書「世界経済見通し」は、購買力平価によって計算した中国と米国の世界のGDPに占める割合を表にしている。これを見ると、世界経済中における重要性は米国が低下し、中国が上昇していることがはっきりとわかる。


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