ボアオ・アジアフォーラム2018年年次総会は8日より4日間に渡り開かれる。50数カ国の来賓2000人以上が、協力とウィンウィンの大計、繁栄と発展の良策を共に協議する。アジアと世界に「ボアオの知恵」を提供し、「ボアオの力」で貢献する。
習近平国家主席が招待に応じ開幕式に出席し、重要な基調演説を行う。中国の改革開放の偉大なる成果、重要な経験及び教訓、世界的な意義と影響、及び新たな歴史の節目を迎えた中国がいかに対外開放の再拡大を推進し、改革深化にさらに取り組むかについて、最も権威ある説明を行う。
国際情勢と世界経済に複雑かつ深い変化が生じるなか、世界経済発展の力強いエンジン、世界成長の重要な貢献者である中国の一挙手一投足は、世界の注目と視線を集めている。
「アジアの世紀」のビジョンを描く
17年前の2001年2月27日に、ボアオ・アジアフォーラムが正式に設立された。これは中国を永久開催地とする、国際会議組織だ。無名の小さな漁村は世界から注目される特色ある「外交の町」になったが、この変化はまさに奇跡的だ。
パキスタンのアバシ首相は記者のインタビューに応じた際に、「ボアオ・アジアフォーラムは重要かつ影響力のある国際会議に発展した。今回の年次総会が多次元的かつ率直な交流を通じ、『アジアの世紀』に向け共同のビジョンを描くことを願う。アジア諸国は近年、経済・貿易・技術・エネルギーなどの分野で融合を続けており、開放的かつ包括的な指導理念をいっそう必要としている。フォーラムのテーマ『開放・革新のアジア、繁栄・発展の世界』は現在の情勢に非常に合致している。各界からの出席者がこれを十分に検討し、今回の年次総会の成功を保証することを願う」と述べた。
今日のアジアは世界の67%の人口、3分の1のGDPが集まる、発展の潜在力が世界一の地域となっている。21世紀はアジアの世紀だ。統計データによると、ボアオ・アジアフォーラム年次総会のテーマに最も多く使われている言葉は、「アジア」と「ウィンウィン」だ。過去の年次総会で中国の指導者が行った基調演説では、「建設」「アジア」「開放」「協力」「経済」「ウィンウィン」が最も多く用いられた。うち「アジア」は563回、「中国」は405回、「経済」は377回。
「ボアオ・アジアフォーラムは世界の政治舞台で最も重要な対話の場の一つになっている。今年のフォーラムには特に、特殊な意義がある。全世界が今、新時代の中国の重要措置に注目している」米国のカルロス・グティエレス前商務省長官は、今年の年次総会に対する世界の願い、中国の一連の新しい改革開放の重要措置への期待を示した。「フォーラムは開放・理解・包容及びより緊密な経済一体化を基礎としており、地域と世界の平和・繁栄を促進できる。アジア一体化の加速などの議論に加わることに期待している」