■注目点3:加盟国拡大後、初めて首脳が勢揃い
「新加盟国の参加は今回のサミットのハイライトだ」。国務院発展研究センター・ユーラシア社会発展研究所の盛世良研究員は「SCOは加盟国拡大によって地理的範囲の拡大、人口の増加、経済力の強化を実現した。その国際的影響力と発言力も高まる」と指摘する。
専門家は「SCOは加盟国拡大によって、東アジア、中央アジア、西アジア、南アジアの地政学的結びつきを活性化し、市場と政策の余地を広げた。各加盟国はSCOの枠組で発展戦略と統合イニシアティブの様々なレベルと形式の連携を強化し、ユーラシア大陸の『安定の錨』及び経済成長ベルトとしての地位を一層明らかにする」と考える。
李氏は「各加盟国はサミットを通じて相互間のすり合せを強化する。同時に、新たなニーズに適応するため組織内の作業言語などの細部の速やかな調整と統一も必要だ」と指摘する。