■注目点4:安全保障、経済、人的・文化分野の協力文書多数を承認
今回のサミットで習主席は各国首脳と共に青島宣言に署名し、「上海協力機構加盟国長期善隣友好協力条約」の今後5年間の実施綱要、今後3年間の「3つの勢力」取締り協力綱要など安全保障、経済、人的・文化などの分野の協力文書10数件を承認する。
専門家は、青島サミットはSCOの歴史において最大規模で、最も成果に富むものになる見通しだと指摘する。「今回のサミットはSCOの次の段階の発展について計画を立てると同時に、多くの実務的措置を打ち出し、今後のSCO内の協力を先導する良い役割を果たす」と、中央党校国際戦略研究院の左鳳栄教授は指摘する。
安全保障協力はSCOの出発点であり最重要事項である。呉氏は「SCOは最も早く『3つの勢力』の取締りを打ち出し、テロ取締りを協力方針に盛り込んだ国際組織だ。今後3年間の『3つの勢力』取締り協力綱要などの文書が青島サミットで承認されることは、時宜を得たものだといえる」と指摘する。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年6月1日