中米経済・貿易協議、どのようなシグナルを出したのか

中米経済・貿易協議、どのようなシグナルを出したのか。

タグ:中米経済・貿易協議 

発信時間:2018-06-05 11:16:38 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 ロス米商務長官は2日早朝に専用機で北京に到着し、中米経済・貿易の食い違いをめぐる新たな協議を開始した。中国側は3日午後、2、3日の両日に行われた協議に関する声明を発表した。声明は3段落のみだが、豊富な中身を持つ。

 

 声明はまず、双方の代表団は今回の協議で、「ワシントンで合意に達した共通認識」の実行や、農業やエネルギーなどの各分野で「積極的かつ具体的な」進展を遂げたとした。これはホワイトハウスの「中国製品に追加関税の導入を検討」といった協議前の操作が、中国側の理性的な判断に影響を及ぼしていないことを意味する。消息筋によると、今回の協議の範囲は、ワシントン協議の共通認識を踏まえた上で決定された。これは双方が中間に生じた干渉に揺れておらず、特に中国側が自国の論理に基づき戦略的な不動心を維持したことを意味している。

 

 声明は次に「中国側の態度は終始一貫している。人々の日増しに拡大するよりよい生活への需要、経済の高品質発展の需要を満たすため、中国は米国を含む世界各国からの輸入を拡大する意向を持つ。これは両国民と全世界にとって利益になる。改革開放と内需拡大は中国の国家戦略であり、この既定方針を変えることはない」とした。

 

 人々は中米貿易協議の進展、米国の対中貿易赤字の縮小や中国の市場開放拡大などに自信と期待を持っている。これは米国側の願いであり、また自国の発展の需要や発展段階に基づく中国の選択でもある。中国側は大規模な対米貿易黒字を意図的に維持するつもりはなく、米国の先進的な技術・製品・サービスを導入することで、中国側の消費安定成長とサービス改善の需要を満たそうとしている。



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