中国アフリカ協力フォーラムサミットが9月に北京で開催される。中国とアフリカの首脳が再び北京に集まり、共に友情を語り、協力を話し合う。新華社が伝えた。
中国アフリカ協力フォーラム中国側後続行動委員会事務局長を務める戴兵・外交部(外務省)アフリカ局長は、今回の北京サミットの焦点となる目標として、次の5つを挙げる。
(1)中国とアフリカの伝統的友好を新たな段階へ押し上げる。中国とアフリカの関係は現在、従来の事業を継承し将来の発展に道を開く重要な時期にある。今回のサミットは中国とアフリカの永続的友好という戦略的共通認識を一層固め、団結・協力の政治的基礎を固め、友好が新たな生命力と活力を放つ後押しをし、新時代の中国アフリカ関係の発展に力強い原動力を与える。
(2)中国アフリカ関係の将来の発展の方向性を指し示す。中国とアフリカはかねてより運命共同体だ。今回のサミットはより緊密な中国アフリカ運命共同体の構築をめぐり、サミットのテーマと中国とアフリカの「一帯一路」共同建設、持続可能な開発のための2030アジェンダ、アフリカ連合「アジェンダ2063」とアフリカ各国の発展戦略の緊密な結合による、協力・ウィンウィンと共同発展の実現を後押しする。
(3)中国とアフリカの経済・貿易協力のモデル転換と高度化を促進する。今回のサミットは中国とアフリカの協力を促進する新たな実務措置を打ち出し、的確性と有効性を強化し、アフリカの資源・人口ボーナス及び市場の潜在力の優位性と、中国の資金・設備・技術の優位性を有効に結合すべく努力し、中国アフリカ協力の政府主導から市場による運営へのモデル転換、製品貿易から生産能力協力への高度化、建設請負から投資運営への邁進を後押しし、より良く、より速い発展を実現する。
(4)中国アフリカ協力のより均衡ある発展に助力する。今回のサミットに関して、双方は青年、地方、民間、貧困削減、シンクタンク、メディア、防衛・安全保障、衛生などの分野で10余りの分科会や関連行事を開催する。
(5)南南協力の発展を一層促進する。中国アフリカ協力は南南協力の模範だ。今回のサミットは南南協力の新たな発展を先導し、平和を求め、協力を図り、発展を促進する発展途上国の強い時代の声を国際社会に向けて発する。また、国際社会が途上国の平和・発展事業への注目と支持を強める後押しをして、途上国の全体的な力を強め、世界の多極化と国際関係の民主化を後押しし、国際秩序のより公正で合理的な方向への発展を後押しする。
戴氏は「北京サミットの各準備作業は現在積極的に秩序をもって進められている。中国側は『共に話し合い、共に建設し、共に分かち合う』原則を堅持し、アフリカ側参加国と緊密な意思疎通と協力を行い、サミットの開催を通じて、中国の発展とアフリカの発展をより緊密に結びつけ、協力・ウィンウィン、共同発展を実現し、より緊密な中国アフリカ運命共同体を構築する」と語る。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年6月20日