ペンス米副大統領は先ほど、米シンクタンク・ハドソン研究所で演説し、中国が米国の知的財産権を盗むなど不公平な貿易手段により、「中国製造業の基礎」を構築したと述べた。ペンス氏の発言は完全に事実無根であり、数世代の中国人による科学技術進歩の努力を否定している。
さらに米メディアはこのほど、中国が米国企業に「不正チップ」を植え込んだというデマを捏造し、米国政府による中国イメージダウンの需要に迎合しようとした。ところがその結果、アップルやアマゾンが見るに見かねて、自らデマを否定した。米国政府の自作自演の「被害劇」は、実際には徹頭徹尾の「妄想劇」だ。
中国はこの40年間で、人類史上最長の期間となる経済の奇跡を創り出した。これを裏で支えた重要な力は、中国の科学技術の長期的な進歩だ。中国の相当数の科学技術研究開発が世界トップ水準に達し、さらには米国を追い抜いた。中国経済・社会・科学技術の持続的かつ大幅な進歩は、技術の窃盗により実現されるはずがない。これには基本的な常識というものがない。ペンス氏のまったく根拠のない批判と比べると、米ハーバード大学教授、元財務長官のローレンス・サマーズ氏の観点は客観的かつ公正だ。サマーズ氏は「中国の技術進歩は、政府から基礎科学の巨額の投資を受けた優秀な経営者によるもの、エリートを尊び科学と技術を重視する教育制度によるものだ」と指摘した。
中国の科学技術の長期的な進歩は、各世代の中国人の奮闘によるものだ。「理系をよく学べば、天下を歩いても怖くない」といった言葉は、中国の数世代の勤勉な学生を励ました。中国国家統計局の最新の統計データによると、全国の研究開発人員は2017年に、計621万人に達した。その数は2013年に米国を抜き、5年連続で世界一を維持している。