また、貿易問題と世界貿易機関(WTO)改革が今回のサミットの焦点で、各国に意見の相違はあるものの、習主席は席上、中国の立場を率直に述べて、中国代表団も会議の場だけに限らず終わった後でも、絶えず外部に対して発信し続けていたということです。
王司長は「世界の主要国が建設的に問題を議論し、チャレンジに対して提携、対応していく意思を表明したこと自体が、世界経済にとってプラスの動きである。中国はサミットで合意した積極的な成果を支持する。なぜなら、第一に、その中には中国の利益あるいはその他の新興国市場や発展途上国の利益を害する内容が盛り込まれていないこと。次に、この合意はG20の協力という勢いを伸ばすことに寄与すること。第三に、この合意は世界経済を安定成長へと導くものであるからだ」という見方をしています。
さらに王司長は、「中国は各国と共に努力し、サミットで合意した各項目の成果を実行して、引き続きG20の団結と協力を推し進め、世界経済の発展とグローバル経済のガバナンスの完備に向けて新しい貢献を果たしていく」と強調しました。
「中国国際放送局日本語版」2018年12月2日