習近平主席が欧州・中南米歴訪、中国元首外交の新たな出発

習近平主席が欧州・中南米歴訪、中国元首外交の新たな出発。

タグ:中国国際協力

発信時間:2018-11-28 16:31:13 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

習近平国家主席は27日午前、スペインの首都マドリードへ向けて特別機で北京を発ち、東半球と西半球に跨る9日間の欧州・中南米歴訪を始めた。中国新聞社が伝えた。

中国とスペインの国交樹立から今年で45年、中国とポルトガルの国交樹立から来年で40年、中国とEUの包括的な戦略的パートナーシップの構築から今年で15年になる。この「重要な節目」について、中国側は中国とスペイン、中国とポルトガルの関係発展にとって、従来の事業を継承し将来の発展に道を開く歴史的意義があり、新時代の中国EU関係の発展にも新たな原動力を与えるものと考えている。

中国はスペイン、ポルトガル両国と包括的な戦略的パートナーシップを構築しており、両国は「一帯一路」構想に積極的に呼応している。「義新欧」国際定期貨物列車「中欧班列」、プエルト・デ・ビルバオ拡張工事事業などは中国スペイン協力の新たな目玉だ。中国とポルトガルは2017年に「ブルー・パートナーシップ」を構築し、海洋協力が協力の新たな目玉となった。今回の訪問で調印される協力文書複数のうち、「一帯一路」協力が重点であることは間違いなく、今回の訪問は中国と両国の「一帯一路」共同建設協力に新たな空間を切り開くと専門家は考える。

習主席は過去5年間に3回中南米大陸に足を踏み入れ、10カ国を訪問した。今回の中南米再訪問で、習主席は12月2、3両日にアルゼンチンとパナマを国賓訪問する。「古くからの友人を訪ね、新たな友人と会う」ことが、今回の中南米訪問の目玉だ。

中国とアルゼンチンは共に重要な新興国であり、双方には広範な協力の余地と共通認識がある。習主席のアルゼンチン訪問は2回目だ。2014年の訪問で両国関係は包括的な戦略的パートナーシップに格上げされた。その後、両国協力は包括的で高水準の発展基調を呈した。

パナマは中国にとって中南米地域の新たなパートナーだ。2017年6月、中国とパナマは「一つの中国」原則を基礎に国交を樹立した。中国の国家主席が「新たな友人」であるパナマを訪問するのは、国交樹立後初だ。中国側によると、習主席のパナマ訪問は両国民の相互理解と友情を増進し、互恵・ウィンウィンの協力を推進し、両国関係の長期にわたる安定的発展のために堅固な基礎を築き、方向性を先導することが目的だ。

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