奮闘、「中国のスピードアップ」

奮闘、「中国のスピードアップ」。2018年は中国の改革開放40周年だった。国内外の人々が、先進国が数百年の時間をかけて行った工業化の道を中国が数十年で走破したことを驚嘆…

タグ:改革開放

発信時間:2019-01-01 14:01:49 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 習近平国家主席は12月31日、中国中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ)とインターネットを通じて、2019年の新年のあいさつを発表し、国内外の人々に祝賀のメッセージを送った。習主席はあいさつで、中国が2018年に獲得した発展の成果を総括し、中国人一人一人が新たな一年も夢に向かって走る努力を続けるよう鼓舞した。習主席は同時に、世界平和や共同発展を促進することに対しての中国の不退転の誠意と善意を表明した。


 2018年は中国の改革開放40周年だった。国内外の人々が、先進国が数百年の時間をかけて行った工業化の道を中国が数十年で走破してしまったことを驚嘆する時、最も多く使われる言葉は間違いなく「奮闘」だろう。習主席は新年のあいさつで、中国が経済、環境、民生、イノベーション、改革開放などの分野で2018年に成し遂げた発展の成果を総括し、さらに、それらは中国の各民族の人々が袖をまくり上げて一生懸命に努力して築き上げたものであり、新時代の奮闘者が汗水を流して手に入れたものであり、「世界は、改革開放における中国のスピードアップを目にし、改革開放を徹底的に推進するという中国の決意を目にした」と改めて強調した。


 人々は、美しい生活を目指して奮闘する。まさに絶え間ない奮闘の中で、普通の中国人が得ている達成感は日増しに向上している。2018年、中国ではまたも、農村部の1000万人の貧困人口が貧困から脱却し、1300万人が都市部で仕事を得た。数多くの香港・マカオ・台湾住民が居住証を手に入れ、香港は全国の高速鉄道網に組み入れられ、100項目余りの重要な改革の措置が打ち出された……。習主席は新年のあいさつの中でこれらの発展の成果に言及し、「幸福とは奮闘によってもたらされる」との素朴な道理を生き生きと説いた。これら成果を、すべての中国人が誇りに思うべきだ。


 どの時代の人も、その時代における使命を持っている。改革開放の40年間が創造した「中国の奇跡」とはすなわち、無数の奮闘者が発揮した「勤労、知恵、勇気」の賜物だ。貧富の格差、環境汚染、経済成長の停滞といった共通の試練に対応する上で、中国は自らの知恵と主張を発揮して絶え間なく貢献しており、そのことは人々が目にしていることだ。そして、全世界における中国の「友の輪」も絶えず拡大している。


 2019年、中華人民共和国は建国70周年を迎える。この年は、小康社会(いくらかゆとりのある社会)の全面的な構築にとって鍵となる年でもある。現在のところ、世界では保護主義や一国主義が台頭しており、中国に対しても全世界に対しても発展環境における不確実性がもたらされている。世界最大の発展途上国である中国において、奮闘は今もなお、キーワードなのだ。


 このことについて、習主席は新年のあいさつの中で、2019年の中国にはチャンスもチャレンジもあるとして、「皆で一緒に頑張り、一緒に奮闘していかねばなりません」と指摘した。企業に身軽に活動してもらえるように減税と各種目の費用徴取の引き下げ措置を実現させ、「目標を定めて懸命に努力」することで、予定通りに農村部の1000万人余りの貧困人口を貧困から脱却させる使命を達成せねばならない。習主席は「世界情勢がいかに変化しようとも、中国が国家の主権と安全を守る決心と決意は変わらない。中国が世界平和の維持、共同発展を促進するという誠意と善意も変わらない」と強調した。この「二つの不変」は、中国の大国としての意志と抱負を表明したものだ。


 過去40年間、中国人は改革開放と自力更生、忍耐強い奮闘を通じて「中国のスピードアップ」を発揮して駆け抜け、不可能を可能にしてきた。これからの40年間あるいはそれ以上に長期に渡り、中国はやはり、奮闘によって創造された新たな「中国のスピードアップ」を発揮し続け、民族復興の偉大な夢を実現し、世界経済を前進させ、人類運命共同体の構築を推進していく。(CRI論説員)


  「中国国際放送局日本語版」2019年1月1日


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