中国と米国は今月7、8日の両日に経済・貿易問題をめぐる副部長クラスの交渉を行うが、これは域外メディアから注目されている。フィナンシャル・タイムズ(電子版)は6日、次のように伝えた。
激化を続ける金融の混乱と経済成長鈍化の見通しが世界経済に大きな衝撃をもたらしている。中米両国の交渉代表は大きな圧力に直面しており、今週の新たな貿易交渉で譲歩を迫られている。
米国の成功を左右するのは、中国が農業・製造業・エネルギー分野の米国製品の輸入をどれほど拡大するかだ。
米ワシントンのシンクタンク、戦略国際問題研究所(CSIS)の上席研究員は「中国と米国はある種の合意に達するため取り組もうとしている。双方は徹底的な勝利を求めているが、これが不可能であれば双方は十分な進展を手にしたことを宣言し、時間を先延ばししようとする」
中国側は米国にさらなる関税引き上げを回避すると約束させ、かつ特定の商品に対する関税を取り下げさせようとしている。中国側は米国からの要求を徐々に弱めようとしている。
アナリストは、合意は双方の利益に合致すると指摘した。
トランプ氏の2016年の大統領選で経済顧問を務めた、保守派シンクタンク・ヘリテージ財団シニアフェローのスティーブン・ムーア氏は、中国と「経済刺激」の貿易の合意を取りまとめるようホワイトハウスに提案したことがあると述べた。