「中国・中南米関係についての米高官のでたらめな議論」について、外交部(外務省)の華春瑩報道官は14日の定例記者会見で「中国は中南米で地政学的競争をする考えはない。中国と中南米の協力に対する米側の非難は全く何の根拠もない、不当なものだ。彼らが中国と中南米の協力及び中国とエルサルバドルの関係を開かれた、包摂的で穏やかな心で受け止めることを望む」と述べた。
【記者】米国のボルトン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)が13日にエルサルバドルのナジブ・ブケレ次期大統領と電話会談し、「双方は両国の親善強化や、中国による西半球での略奪的行為への対抗策について話し合った」と述べたことについて、コメントは。
【華報道官】中国とエルサルバドルは「一つの中国」原則を基礎に国交を樹立した。これは歴史の進歩の潮流に順応し、国際法と国際関係の基本準則に合致し、両国及び両国民の根本的利益にかなうものであり、互いの他国との関係発展を標的にするものでもなければ、これに影響を与えるものでもない。中国側は米国とエルサルバドルが相互尊重、相互内政不干渉の原則を基礎に関係を発展させることを歓迎する。同様に、米国とエルサルバドルの関係も他国とエルサルバドルの正常な関係の維持と発展を損なうべきではない。
中国は中南米で地政学的競争をする考えはない。中国とエルサルバドルを含む中南米各国の協力は互恵・ウィンウィンであり、各自の強みを発揮して共同発展を実現することが目的であり、これは双方協力の根本的原動力でもある。中国と中南米の協力は現地に多くの雇用機会をもたらし、現地の発展と民生改善を力強く促してきた。中国と中南米の協力に対する米側の非難は全く何の根拠もない、不当なものだ。「公道は自ずと人心に在り」。彼らが中国と中南米の協力及び中国とエルサルバドルの関係を開かれた、包摂的で穏やかな心で受け止めることを望む。(編集NA)
「人民網日本語版」2019年2月15日