第13期全国人民代表大会(全人代)第2回会議は今日午前11時15分、人民大会堂のプレスホールで記者会見を行い、張業遂報道官が議事日程と全国人民代表大会の活動について国内外の記者の質問に答えた。
・ブルームバーグ記者:
中国の国防費が拡大を続けている。アジア太平洋の一部の国は、これが脅威になるとし懸念している。それから日本などの国は、中国の軍事費の透明度について懸念を示した。中国の今年の国防費の増加率はどの程度に達するか。中国側は透明度不足と国防費の拡大に関する懸念にどう応じるか。
・張業遂報道官:
国防費の合理的な幅の拡大の維持は、国の安全を守り、中国の特色ある軍事変革に適応するための需要だ。縦向きに見ると、中国の国防費は2016年より5年連続の2桁台の成長から1桁台に下がっている。この比率についてはよく理解してもらっているはずだ。横向きに比較するならば、中国の国防費の対GDP比は昨年約1.3%で、同期の一部の先進国は2%以上だった。
ある国が他国の軍事的脅威になるかについては、国防費がどれほど増加したかではなく、その国の外交・国防政策を見ることが重要だ。中国は平和的発展の道を終始堅持しており、防御中心の国防政策を実行している。中国の多くの国防費は完全に国の主権・安全・領土保全を守るためのものであり、他国の脅威になることはない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年3月4日