中国人民政治協商会議全国委員会常務委員、元WHO事務局長の陳馮富珍氏は3日、全国政協第13期全国委員会第2回会議の「委員通路」にて、中国は世界の衛生協力で多くの取り組みを行っており、大国の責任感を示していると述べた。陳馮富珍氏の発言内容は下記の通り。
グローバル化の時代において、伝染病は急速に拡大する。すべての国と地域が突発的な疾患に対応する予防・抑制システムと能力を構築する必要がある。中国はこの面で、世界をけん引している。中国国際緊急援助医療チームは、WHOに認められた第1陣の国際緊急援助医療チームの一つだ。これは中国の緊急援助医療チームが、すでに世界一流の水準を持つことを意味する。
私はWHO事務局長の就任期間中、「中華人民共和国政府とWHOの『一帯一路』衛生分野協力に関する了解覚書」に署名した。この覚書は一帯一路沿線諸国の国際衛生協力を推進し、人類運命共同体を共同建設することに力を入れる。「中国は世界の衛生協力で多くの取り組みを行っており、大国の責任感を示している」
香港出身の陳馮富珍氏は、WHO事務局長に初めて就任した中国人で、2017年に退任した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年3月4日