中露のより健全な二国間関係、両国の経済貿易の持続的な発展を促す
二国間関係を見ると、中露両国は長期的に安定した政治関係を維持している。両国首脳は積極的に両国の経済貿易協力を推進しており、両国の経済貿易協力には安定的な政治の駆動力が備わっている。中露両国は2017年12月、北極における初の建設プロジェクト「ヤマルLNG」の初の生産ラインを稼働させた。プーチン大統領が自ら式典に出席した。
次に経済発展の現状を見ると、中露両国は経済のマッチング度が高い。ロシアは豊富なエネルギー資源を持ち、天然ガスの備蓄量で世界2位になっている。中国の経済構造のモデルチェンジに伴い、天然ガスの需要が拡大する。中露両国のエネルギー協力は高い潜在力を秘めている。
二国間関係は近年、両国首脳の推進を受け日増しに成熟している。徐々にかつての「政熱経冷」「上熱下冷」から、全面的な外交関係に変化している。ロシアの権威ある調査会社、ロシア社会世論基金会の統計データによると、中国は2017年に初めてベラルーシを超え、ロシアと最も親しい友好国になった。
現状を見ると、中露両国の二国間関係がより成熟し改善されるにつれ、両国の貿易発展の潜在力がさらに引き出される。また外部にある共通の脅威を受け、両国は相互支援を強化し、新たな協力の潜在力を模索し、これを形成しようとしている。両国の共同の努力により、両国間の経済貿易協力の潜在力が今後、さらに引き出されることだろう。(筆者・張婷婷 中国人民大学重陽金融研究院国際研究部研究員補佐)
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年6月4日