中米両軍関係を、両国関係の安定装置に=中国国防部長

中米両軍関係を、両国関係の安定装置に=中国国防部長。

タグ:魏鳳和 シャングリラ会合

発信時間:2019-06-03 16:03:53 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中国の魏鳳和国務委員兼国防部長は2日、第18回シャングリラ会合で「中国と世界の安全協力」という議題について発言した際に、「中国と米国は両国首脳の共通認識を実行し、両軍関係を両国関係の安定装置にするべきだ」と述べた。


 魏氏は「今年は中米国交樹立40周年だ。40年に渡り両国関係は風雨のなか、全体的に前進した。我々の最大の経験と啓発は、『合すれば則ち共に利し、争えば共に傷つく』だ。未来を見据え、双方は両国首脳の重要な共通認識に基づき、調和・協力・安定を基調とする中米関係を共に促進するべきだ」と述べた。


 魏氏は「中米両軍は絶え間なき意思疎通を維持しており、多くの重大問題で共通認識を形成した。まず、両国首脳の共通認識を実行し、両軍関係を両国関係の安定装置にする。次に、頻繁な戦略的意思疎通を維持する。両国防衛当局者は5月31日に率直で実務的な交流を行った。双方は意思疎通を維持し、建設的な両軍関係を発展させると表明した。それから、リスクと危機をコントロールし、衝突と摩擦を防止する上で、我々は中米が衝突さらには戦争を引き起こせば、両国及び全世界にとって災いになることを認識した」と述べた。


 「米国側が中国側と向き合い歩み寄り、衝突や対抗に取り組むのではなく、相互尊重し、協力しウィンウィンを実現し、中米関係が正しい軌道に沿い前向きに発展するよう推進することを願う」


 第18回シャングリラ会合は5月31日から6月2日にかけてシンガポールで開催された。約40カ国の国防部長、軍当局者、専門家・学者が出席した。


 シャングリラ会合は英シンクタンク・国際戦略研究所(IISS)が発起し、シンガポール政府の支援のもと、2002年より開催されている多国間フォーラムだ。毎年シンガポールのシャングリラホテルで開かれることからその名で呼ばれる。


  

「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年6月3日

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