香港特別行政区の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は7日、「このところ続いている暴力違法活動を前に、香港社会は強大なプラスのエネルギーを必要としている」と指摘。市民に対して、香港の法治を断固として守り、香港社会が一日も早く平静を取り戻すことを支持し、特区政府に経済発展と民生改善に力を集中させるよう呼びかけた。
林鄭行政長官は同日「同じ夢追い人――香港・澳門(マカオ)同胞祖国貢献70年大型巡回展」開幕式でスピーチを行い、「ここ数ヶ月にわたり、香港社会には非常に不安定な状況が生じている。特区政府は必ず人々と共に対処し、社会秩序を回復し、法治を守り、香港を大切にし、『一国二制度』を大切にしていく」と述べた。
また、「香港社会各界は国家の発展と改革開放の過程において貢献者であるだけでなく、受益者でもあり、各分野に彼らの参加の足跡を見出すことができる」とし、「『一国二制度』の独特な優位性の下、香港は国家の急速な発展のもたらす様々なチャンスから利益を得ている」と指摘。さらに、「特区政府は引き続き香港各界を率いて手を携え、心を一つにして、祖国をバックボーンとして世界に立ち向かうという強みを発揮して、国家の発展の大局に積極的に参加し、『一帯一路』及び粤港澳大湾区(『広東・香港・マカオグレーターベイエリア』。広州、仏山、肇慶、深セン、東莞、恵州、珠海、中山、江門の9市と香港、澳門<マカオ>両特別行政区によって構成される都市クラスター)の建設に参加し、若者が夢を探し、追い続け、かなえることを支持する」と力強く語った。 (編集NA)
「人民網日本語版」2019年8月8日