10日午前5時現在、香港では違法集会・暴力行為により計2379人が逮捕されている。18歳以下は約750人。香港特区政府政務司の張建宗司長は10日、保護者、教員、社会各界に対して、近くの若者に次のことを注意するよう呼びかけた。すべての違法・暴力行為に参加せず、警察側の駆逐もしくは逮捕行動に誤って足を踏み入れ前途を棒に振ることのないよう、警察側の警戒ラインから遠く離れること。
香港特区政府は10日、部門を跨ぐ記者会見を開いた。複数の局長が6月に始まる暴力活動が香港の経済・交通・国民生活などにもたらした一連の悪影響を紹介した。彼らは過激なデモ隊に対して一日も早く暴力行為を止めるよう呼びかけた。また市民に対しては心を一つにし暴力と混乱を阻止し、香港に一日も早く正常な秩序を取り戻させるよう呼びかけた。
過去6カ月に渡り、6カ所の政府合署(九龍城、深水埗、西貢、沙田、大埔、屯門)が放火・放水などの破壊行為を受けた。政府合署は公務員が勤務する場であり、市民にも母子健康院、歯科診療所、学生資金援助事務所などの多くのサービスを提供している。特区政府民政事務局の劉江華局長は「暴力行為は市民及び日常サービスに直接的な影響を及ぼしている。過激なデモ隊がこれらの暴力を停止することを願う」と述べた。香港の多くの市民と団体はすでに声を上げており、社会も徐々に共通の声を形成している。彼らは暴力を即刻停止し、香港に一日も早く正常な秩序を取り戻させることを願っている。
6月以降、400本以上の信号が破壊されている。電線が切断され、ランプもしくはシステム部分が破壊されている。公共道路施設の損壊も非常に深刻で、路傍のガードレールが約42キロ撤去され、レンガ舗装の歩道2600平方メートル以上が破壊され、公共道路施設約1700キロに落書きがされた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年10月11日