朝鮮国務委員会の報道官は13日に談話を発表し、米国と韓国が開催を予定している合同空中訓練は「朝鮮への敵対演習」であると批判し、かつ類似するやり方は朝米シンガポール会談の共通認識に対する「全面的な否定」だと述べた。また米韓の度重なる合同軍事演習は「善に悪で報いる裏切り行為」とも述べた。朝鮮中央通信が13日、伝えた。
同報道官の発言内容は下記の通り。
朝鮮側はすでに、米韓が計画中の合同軍事演習が朝鮮半島情勢を激化させる主因になることは不可避であるとはっきり表明している。朝鮮側はこれを深く憂慮し、その行為を停止するよう求めた。ところが米韓は朝鮮からの度重なる警告を無視し、敏感な時期にこの朝鮮に敵対する軍事演習の実施を決定した。朝鮮人民の怒りを買い、朝鮮側の我慢の限界に挑むことになる。
朝鮮側は米国側との約定に基づき、米国側が懸念する数多くの措置を中止し、全力で善意ある措置を講じている。ところが米国側は古い手段による朝鮮への対処を続け、かつ米韓合同軍事演習などの敵対的軍事行動を続けている。これらのやり方は善に悪で報いる裏切り行為だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年11月14日