中国外交部の耿爽報道官は20日、「中国側は直ちに世界保健機関(WHO)に新型コロナウイルスの遺伝子配列情報を提供した。関連諸国の関連症例の報告を受けた後、中国側は二国間・多国間のルートを通じ各国と緊密な連携を維持し、協力を強化し、全力で対応している」と述べた。
同日の定例記者会見で、記者からは「中国は新型コロナウイルス関連の肺炎について、どのような対策を講じたか。その他の国と本件について協力を展開しているか、いかに協力を展開するか」という質問があった。耿氏は次のように回答した。
中国側の衛生・健康部門はすでに、新型コロナウイルス感染に伴う肺炎の対策の関連情報を発表している。肺炎の発生以降、中国側は厳粛かつ真剣かつ専門的な態度により積極的に処置を行い、厳密な予防・抑制プランを作成した。全力で患者を治療し、濃厚接触者の管理を徹底し、疫学調査を掘り下げている。感染対策の関連情報を適時発表し、予防知識の宣伝を積極的に展開している。
同時に、中国側は責任ある態度により、WHO、関連諸国・地域組織、香港・澳門・台湾地区に感染情報を報告し、緊密な連携を維持している。我々は直ちにWHOに新型コロナウイルスの遺伝子配列情報を提供した。関連諸国から関連症例の報告を受けると、中国側はこれを高度に重視し、二国間・多国間のルートを通じ各国と緊密な連携を維持し、協力を強化し、全力で対応している。
他国で輸入症例が発生した疑いがある場合、我々は直ちに公式ルートを通じ中国側に情報を報告し、共同予防・抑制を促進することを歓迎する。我々は関連諸国と共に感染対策を行い、地域と世界の衛生安全を共に守る。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年1月21日