国防部のウェブサイトが発表した情報によると、米軍のミサイル駆逐艦「マッキャンベル」が10日、中国・西沙の領海に無断で侵入した。中国人民解放軍南部戦区の李華敏報道官は本件について、「南部戦区は海・空の兵力により全過程を追跡・監視し、検証・識別を行い、警告し駆逐した」と述べた。
李報道官は「米国側は航行の自由という旗印を掲げ、南中国海で武力誇示と挑発を繰り返している。これは国際法のルールに違反する覇権的行為であり、南中国海地区の平和と安定を脅かす災禍・動乱の源だ。中国は南中国海諸島及びその周辺海域に対して争う余地なき主権を有する。中国軍は常に強い警戒を維持し、すべての必要な措置を講じ国の主権と安全、南中国海地区の平和と安定を断固として守る」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年3月12日