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発信時間：2020-03-17 12:31:51 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

　統計データによると、中国を除く新型コロナウイルス肺炎の感染者が北京時間16日に8万5000人を超え、初めて国内の感染者数を上回った。うちイタリアやスペインなどで感染者が激増している。各国はより厳格な感染対策を講じている。英国政府による「集団免疫」という方針を受け、英国の数百人の専門家・学者は積極的な措置を講じ感染蔓延を抑制するよう政府に呼びかけた。

　中国以外の感染者数、初めて中国を上回る

　各国が感染対策を強化

　米ジョンズ・ホプキンズ大学の統計及び米CNNがフォローする公衆衛生機関のデータによると、中国を除く新型コロナウイルス肺炎の感染者は15日現在で8万5000人を超える。中国の感染者は現在8万860人。中国以外の数が国内を上回ったのは今回が初。

　世界保健機関（WHO）が毎日行っている感染状況報告の最新版によると、欧州中部時間15日10時現在（北京時間15日午後5時）、中国を除く感染者が前日比で1万955人増加した。

　そのうち欧州で急増が続いている。スペインやドイツなどの1日の新規感染者は1000人を上回った。イタリアのデータはさらに深刻で、15日の新規感染者は3781人、新規死者は368人で、いずれも同国では最多となった。

　東アジア諸国でも感染者が急増している。インドネシア及びタイでは15日に100人を突破した。マレーシアでは15日に190人と急増し、東南アジアで感染状況が最も深刻な国になった。セーシェル、赤道ギニア、今後、中央アフリカ共和国などが国内初の感染者を報告した。

　各国は新型コロナウイルスの感染拡大を阻止するため対策を強化している。

　フランスは15日に感染症への警戒レベルを最高の3に引き上げた。同日深夜より全国の飲食店、バー、映画館などを含む不要不急の公共の場を閉鎖した。政府は市民に「シンプルな自宅待機」を呼びかけている。

　ロシア、ノルウェー、スイス、ペルー、赤道ギニアなどの国は国境閉鎖、外国からの入国規制・禁止、一部もしくはすべての航空便の欠航、娯楽・文化施設の閉鎖といった感染対策を講じている。

　新型コロナウイルスはアフリカへの感染拡大を続けている。アフリカ大陸で感染者を報告している国は現地時間15日現在で26カ国にのぼる。

 

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