今のチベットは、経済発展が絶えず新しいステージに進み、各民族の人々はますます豊かになる現代文明の成果の恩恵を絶えず受けている。
59年、チベット地区の域内総生産(GDP)はわずか1億7400万元(1元は約15.2円)だったが、2019年は1600億元を突破した。78年以降の40年で、チベットの穀物の単位面積当たり収穫量は倍増を達成し、19年も総収穫量は安定して100万トンを超えた。現在、チベットには20種類以上の現代型工業システムが構築されており、すべての県(区)に道路が通じ、主力の電力網は66県(区)をカバーする。
今のチベットは、より高い品質の発展の時期を迎え、人々の生活に関わる各種事業が改善を続けている。
旧チベットには現代的な意味での学校が1つもなかった。今や、チベットには各種学校2400校以上が設立され、就学前教育から高校まで15年間の教育を無償で受けられる。旧チベットの都市部には大勢の物乞いがいた。今や、チベットは都市部も農村部もカバーする年金、医療保険、失業保険、傷害保険などからなる社会保障システムを構築し、すべての孤児と希望する五保戸(生活保護世帯)を対象に集中的保護措置を実現した。旧チベットは医療環境が整っていなかった。今や、チベットには都市部と農村部に広がる四級医療衛生システムが構築された……
林芝市巴宜区巴吉村の旦真さん(73)は、「古いチベットでの苦しい日々をへて、今の生活はまるで夢のように素晴らしい。2019年に我が家が村の集団経済から受け取った配当ボーナスは10万元を超えた」と感慨深そうに述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年3月29日