各国の方針 根本・本質は一つ
張氏は「中国は最短期間内に感染状況をコントロールするという方針を取っているが、欧米諸国は比較的長い期間を想定している。感染拡大に伴い、欧州諸国の都市封鎖、集会の制限、マスク使用呼びかけといった手段は中国に近づいている」と指摘した。
張氏は文章の中で「伝統的な隔離措置は感染の初期において、依然として最も効果的な手段の可能性がある。各国は初期に経済維持を中心とする措置を講じ、感染抑制の顕著な効果を手にできなかった後、徐々にこの伝統的な手段を受け入れ認めるようになった」と紹介した。
湯氏は記者に「感染対策が比較的成功している中国、シンガポール、韓国、それからドイツや米国などの先進国による方針の根本・本質は一つだ。つまり治療側だけで感染状況に対応することはできないということだ。中国の感染対策の経験の一つは、早期発見・早期報告・早期隔離・早期治療だ。この原則は世界的に見ても正しい」と話した。
今回の感染対策において、中国は速やかに仮設病院を建設しベッドの不足を補ったが、この手段は広く認められている。イタリア、イラン、英国、米国などがこれにならっている。盧氏は米国の各州が仮設病院の建設を開始していることに注意しており、軽症者を隔離し「感染者激増による医療現場のパンク」を回避することがより重要と強調した。
感染対策の「先駆者」である中国の医療従事者は速やかに、世界の同業者と治療技術を共有した。李氏はフォーラムで、人工肝血液浄化による重症者の治療を紹介した。また記者の調べによると、中国の専門家は多くの技術交流会議において、回復者の血症療法の過程について詳細に説明している。