オランダ・ベルギーなど一部の欧州諸国のメディアが、中国から購入したマスクに品質問題があると伝えていることについて、中国外交部の華春瑩報道官は2日「一部メディは事実を明らかにする前にいわゆる中国製品の品質問題を喧伝しているが、これは国際的な感染対策協力にとって不利だ」と述べた。
華氏は同日の定例記者会見で、次のように述べた。
オランダメディアが伝えているマスクの品質問題についてだが、中国側の関連部門の初歩的な調査によると、この部分のマスクはオランダの代理業者が自ら調達したもので、中国側の企業は出荷前にオランダ側に医療用マスクではないと伝えていた。輸出の通関手続きも「非医療用マスク」として行われた。
現在の世界の感染対策において、中国側は各国のために気をもみ、自身の困難を克服している。関連企業は残業と徹夜で、国際社会に各種防疫物資を積極的に提供している。中国側は一貫して輸出品の品質を高度に重視している。中国側の関連部門はより厳しい監督管理措置を発表したばかりで、通関手続きの際に書面もしくは電子声明を提出し、輸出品が中国医療機器製品登録証書を取得しており、輸出先の品質基準の要求に合致することを関連物資の輸出企業に約束させた。
マスクは防護基準とレベルが異なり、日用防護と専門的な医療用にも分かれる。現在各国が確かに必要としているマスクなどの防疫物資について、購入と使用の前に製品の用途と使用説明、及び購入者の使用基準に合致するかを詳細にチェックし、非医療用マスクを誤って医療用とするミスを回避するよう、我々は使用側に善意で注意を促す。一部メディアは事実を明らかにする前にいわゆる中国製品の品質問題を喧伝しているが、これは無責任だ。私は彼らに下心がないことを願う、国際的な感染対策協力にとって不利であるからだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年4月3日