日本の感染者が5000人を突破
シンガポール大統領、封じ込めの徹底を指示
アジアでは日本が楽観できない感染状況となっている。現地時間9日午後現在の日本の感染者は5292人。東京の感染者は9日に180人を超え、過去最多となった。感染拡大の影響を受け、日本各地の企業の生産及び個人消費が低迷している。感染症の経済への影響が全国的に広がっている。
その一方で、韓国では状況がやや改善されている。現地時間8日0時から9日0時までの韓国の感染者は39人で、計1万423人にのぼった。1日の感染者が40人を割ったのは49日ぶり。
シンガポールの8日の感染者は過去最多の142人で、計1623人にのぼった。シンガポールのハリマ大統領は9日、「国民は安全な距離を保ち、自宅待機し安全を保証すること」と呼びかけた。
フィリピンの9日までの感染者は4076人、死者は203人。ブリオネス教育相が新型コロナウイルスの検査を受け、陽性反応を示した。フィリピンの内務・自治相、国軍参謀総長など複数の閣僚も感染していた。
アフリカの感染者が1万人を突破、ラテンアメリカで感染が加速
各国が措置を強化、厳重に防護・抑制
中東において、イランの感染者は9日昼現在6万6220人にのぼり、うち3万2309人が回復した。死者は4110人。イランのジャハーンギーリー第1副大統領は8日、政府はすでに感染症の影響を受ける企業と国民に支援金を給付したと述べた。アラブ首長国連邦では最近感染者が急増している。3月末は1日あたり100人余りだったが、ここ数日は250人以上が続いている。同国は最近、感染対策の強化を続けている。
アフリカ疾病予防管理センターが8日発表した感染データによると、アフリカの感染者は1万789人、死者は536人にのぼっている。アフリカでまだ感染者が出ていないのはコモロ、レソトのみ。エチオピアとリベリアは8日、感染対策として国家緊急事態宣言を出した。コンゴも市場閉鎖の日数を毎週2日から4日に増やすと発表した。専門家は、感染拡大によりアフリカ経済の伸び率が低下すると予想している。
ラテンアメリカでも感染拡大が加速し、感染者が4万人を突破した。ペルーやアルゼンチンなどの国は全国民の強制隔離、人口流動及び集会の規制、国境閉鎖、夜間外出禁止令などの措置を打ち出した。チリ、メキシコ、ブラジルなどの国は徐々に感染対策を強化する措置を講じている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年4月10日