政治 > 感染症との世界の戦いでは多国間主義の堅持が必須
感染症との世界の戦いでは多国間主義の堅持が必須。ウイルスは人類共通の敵だ。多国間主義の枠組みの下で団結・協調・協力を強化することは、国際社会が連携して感染症による試練に対処し、人類共通の故郷を守るうえで唯一の正しい選択だ…
タグ：ウイルス 感染症 運命共同体
新型コロナウイルスとの勝負は依然膠着状態にある。人類は態勢を固め、方向をしっかりと定めなければならない。各国の政府や政界要人、国際組織のトップが連日、新型コロナウイルス感染症との戦いにおいて世界保健機関（WHO）が重要な役割を発揮することを支持する姿勢を次々にと表明している。感染症との世界の戦いの正念場において、世界は多国間主義を堅持し、国際協力を深化することの緊迫性と必要性を日増しに認識し、WHOを支持することが多国間主義を支持することであること、感染症との戦いにおける国際社会の一致団結を維持することであることを日増しに認識している。（人民日報コラム「和音」掲載）
ウイルスは人類共通の敵だ。多国間主義の枠組みの下で団結・協調・協力を強化することは、国際社会が連携して感染症による試練に対処し、人類共通の故郷を守るうえで唯一の正しい選択だ。国連で公衆衛生問題を扱う専門機関であるWHOは科学的、客観的かつ公正な立場を堅持し、各国の感染症対策を積極的に指導し、これに助力し、感染症との戦いにおける国際協力の推進に重要な貢献をし、各国が同舟相救い、互いに見守り助け合うための専門の多国間プラットフォームも構築している。感染症との戦いにおいてはWHOがあるべき重要な役割を発揮することが必要だ。WHOは支持されなければならない。これは国際的コンセンサスであり、各国の共通利益にかなう。
団結と協力は国際社会が感染症に勝利するうえで最も力強い武器だ。先日開催された新型コロナウイルスへの対応策を協議するASEANと中日韓（10＋3）の首脳による特別会議で各国はWHO及び国際社会と緊密に協力して、世界の公衆衛生上の安全を共に守ることで一致した。「G77＋中国」は4月19日の声明で、新型コロナウイルス感染症と戦う過程においてWHOがリーダーシップを発揮していることを称賛。国際社会に一致団結することと、WHOへの支持を強めることを呼びかけた。国連総会、EU、アフリカ連合（AU）、"Alliance of Multilateralism"なども最近、WHOが感染症と共に戦ううえで国際社会を調整することを支持すると表明した。国際社会の圧倒的多数のメンバーは、多国間主義のビルを一層堅固にしてこそ、団結・協力して感染症に勝利する希望が高まることを分かっている。
人類の命運が厳しい試練に直面する肝要な時において、中国は一貫して人類運命共同体の理念を堅持し、多国間主義を提唱・実行し、感染症との戦いにおける国際協力を積極的に繰り広げ、国連とWHOによるリーダーシップの発揮を断固として支持し、積極的に国際社会と協力して新型コロナウイルス感染症と戦い、感染を防止・抑制・阻止する世界の戦いに力を尽くすために強大なプラスのエネルギーを注いでいる。
多国間主義を堅持し、国際機関のしっかりとした役割発揮を支持することは、国際秩序と国際ルールを守る正義の行動であり、公衆衛生システムの脆弱な途上国を支援する具体的行動でもあり、世界の共通利益にかなう。ドイツ、フランス、イタリア、カナダなどの首脳は先日、国際協力を強化して感染症に対処することを一致して強調し、呼びかけ、WHOへの高い評価と「全力の支持」を表明した。各国の人々の生命の安全と身体の健康に関わる感染症との戦いの行動において、団結と協力を破壊する西側の特定の国の行為が、最終的には自らを孤立させるだけであることは事実が証明している。
国際秩序にとって、感染症との戦いは人類と病魔との対決であるだけでなく、多国間主義と一国主義との対決の様相を日増しに呈している。これは極めて重要な試練であり、人類運命共同体の理念を堅持し、団結と協力という最も力強い武器をしっかりと握って初めて、人類は感染症に完全に勝利することが可能となる。各国は多国間主義のビルを一層堅固にするという正しい選択をするべきだ。（編集NA）
「人民網日本語版」2020年4月21日
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