感染症の衝撃に対し、中国は速やかに力強い感染対策を講じ、企業のサポート及びその後の操業再開に向け準備を整えた。感染対策状況が絶えず好転するなか、外出する人が徐々に増え、操業再開が着実に推進され、市場に徐々に活気が戻っている。海外メディアは、中国は感染症の衝撃に耐え抜き、4月の輸出が逆境のなか成長し、経済回復の兆しが見えてきたと伝えた。
WSJ:感染症の衝撃に耐え抜き、中国の4月の輸出が逆境のなか成長
ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は記事の中で、次のように伝えた。
中国の4月の輸出が逆境のなか成長した。新型コロナウイルス感染症の大流行が景気低迷、需要の疲弊を引き起こし、世界のサプライチェーンをかき乱すなか、この輸出の業績はサプライズだった。
中国税関総署のデータによると、中国の4月の輸出額は前年同期比3.5%増となった。3月は6.6%減。WSJのインタビューに応じた経済学者は、中国の4月の輸出額が18.8%減になると見積もっていた。
経済学者はまた、中国の4月の輸出データは、年初の新型コロナ大流行によりたまっていた受注によるものではとの観点を示した。ASEANは年初、EUや米国を抜き中国にとって最大の輸出先になった。これは西側経済体の損失を相殺した。
中国税関総署の統計データによると、今年1−4月に中国とASEAN及び「一帯一路」沿線国の輸出入が逆境のなか成長した。EU、米国、日本との輸出入は減少した。ASEANは今年1−4月、中国にとって最大の貿易パートナーになった。中国とASEANの貿易額は5.7%増の1兆3500億元で、中国の貿易額全体の14.9%を占めた。