米国のコロナ感染者と死者が最多の理由、各国の専門家とメディアが語る

米国のコロナ感染者と死者が最多の理由、各国の専門家とメディアが語る。

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発信時間:2020-05-11 15:00:59 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 米ジョンズ・ホプキンス大学が9日発表した新型コロナウイルス感染症の最新の統計データによると、米国の感染者が130万人を、死者が7万8000人を上回り、いずれも世界最多となっている。


 各国の専門家とメディアは、米国の深刻な感染状況の根本的な原因は対応のミスと見ている。米政府が世界保健機関(WHO)と中国を攻撃する主な目的は、責任逃れと自身のミスの隠蔽だ。


 CNNは「米政府は謂れなき罪名により中国を貶め、自国の問題の責任を中国に押し付けている。米政府の中国への非難はまったく根拠がない。この謂れなき非難は危険だ」と論じた。


 英ケンブリッジ大学上席研究員、中国問題専門家のマーティン・ジャック氏は「米政府の新型コロナ対策は一つの災いと言える。米国の死者の数は問題を明らかにしている。米政府の感染対策の準備はまったく不十分で、かつ遅すぎた。米政府はWHOへの拠出を停止したが、これは極めて無責任だ。今回の感染症は世界的な問題だ。感染対策は各国の取り組み、世界の協力が必要だ」と述べた。


 ブラジル・リオデジャネイロ州立大学のマウリシオ・サンドロ教授は、「米政府が他国に汚名を着せ、WHOの感染対策の取り組みに圧力をかけているが、これは完全に自身の利益を立脚点としている。自国及び自国民に対する無責任な行為だ。世界で敵を作り、国際機関を敵とする米政府のやり方は、世界経済の回復、世界の平和的発展に資さない」と述べた。


 インド紙『The Hindu』は社説で「トランプ米大統領は感染対策の不徹底により国内で批判を浴びているため、米国での感染拡大の責任を中国に押し付けようとしている。米政府は狭隘な非難ゲームを超越し、大局に目を向けるべきだ。世界全体のウイルスとの戦いの勝利、人命救助、経済・社会の再建を目標とするならば、世界の協力によって実現するしかない。証拠のない批判、陰謀論、脅迫によって実現することはできない」と論じた。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年5月11日

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