米政府がCDCを軽視、世界の公衆衛生の協力を脅かす=ランセット

米政府がCDCを軽視、世界の公衆衛生の協力を脅かす=ランセット。

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発信時間:2020-05-18 14:07:54 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 英国の科学研究誌『ランセット』(最新号)は社説の中で、次のように論じた。


 米政府は米疾病予防管理センター(CDC)への重視を弱めているが、これは世界の科学・公衆衛生分野の協力を損ねる。この悪影響は米国が世界保健機関(WHO)への拠出を一時停止したのと同様だ。


 米国の感染状況は依然として楽観を許されないが、CDCの感染対策における地位が下がり続け、「役立たずの名義だけの顧問」に成り下がっている。


 CDCは1946年の創設後、公衆衛生分野の国の支柱になり、世界的に名誉を手にしている。CDCが育成した専門家は、米国や海外で大きな力を発揮している。


 CDCが新型コロナ感染症の発生当初、特にウイルス検査でミスを犯したことは間違いない。ところがCDCの地位の低下と弱体化により問題を解消することはできない。米政府は常にワクチンや新薬など感染症を早期終息させる方法にばかりこだわり、さらにはウイルスがすぐに消えることに期待している。しかし実際には基本的な公衆衛生の準則(ウイルス検査、感染者の追跡・隔離など)によってしか、感染症を終結させることはできない。


 公衆衛生分野の脅威に対応するため、米国内にも世界にも力強い疾病予防管理センターが必要だ。これによって初めて次の感染症の予防を促進できる。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年5月18日

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