外交部駐港公署の報道官は1日、「米国側は一国二制度及び香港の高度な自治を中傷しているが、これは意図的な事実の歪曲だ。米国側の制裁の脅迫は、香港同胞を含む中国人民を驚かせず、中華民族の偉大なる復興の実現に向けた確固たる歩みを遮ることはできない」と述べた。報道官の発言内容は下記の通り。
香港の祖国復帰後、中国政府は一国二制度、「港人治港(香港人による香港統治)」、高度自治の方針を終始貫徹してきた。憲法及び基本法を厳守し、香港人は法に基づきかつてない広範な権利と自由を手にした。一国二制度の実践は世界が認める成果を手にした。
香港の国家安全立法は情・理・法に合致する、中国の内政及び主権だ。立法の目的は香港特区の国家安全法面の不備の補完で、一国二制度をより良く貫徹し、香港の長期繁栄・安定を維持する。米国側は香港の国家安全立法の妨害・破壊に力を入れ、露骨に香港事務及び中国の内政に干渉している。これは国際法の原則と国際関係の基本的な準則を乱暴に踏みにじっている。香港同胞を含む中国人民は断固反対し、国際社会も米国側のダブルスタンダードと邪な下心を見抜くようになってきた。
米国側には香港市民を代表する資格などまったくない。事実上、香港の国家安全立法は香港社会の主流の民意から広く支持されており、社会各界は国家安全立法の合法性・必要性・緊急性への強い賛同を続々と表明している。第13期全国人民代表大会(全人代)第3回会議は圧倒的多数の賛成により関連決定を可決した。これは国家主権の安全及び香港の繁栄・安定を守り、一国二制度を長期安定させようとする、香港同胞を含む14億人の中国人民の共通の願いと大きな力を示した。
香港は中国の香港だ。国家主権、安全、発展の利益を守る中国政府の決意、一国二制度の方針を貫徹する決意、すべての外部勢力による香港事務への干渉に反対する決意は確固不動だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年6月2日