中国外交部の趙立堅報道官は3日、米メディアによる「世界保健機関(WHO)は1月、中国政府の感染対策の透明性に不満を表していた」という説を退け、関連報道は事実と大きく異なると表明した。趙報道官は同日の定例記者会見で、次のように述べた。
1月3日、中国は感染症を引き起こした病原体が不明な時に、WHO及びその他の国に報告を行い、「原因不明の肺炎」と称した。1月7日、中国疾病予防管理センターは新型コロナウイルスを分離し、かつ専門家の論証を経て1月9日にWHO及び関連諸国に報告した。1月12日、科学的かつ厳格な比較対照及び確認を経て、中国側はウイルスの遺伝子配列を正式にWHOに報告・共有し、かつ全遺伝子配列をWHOの世界データ共有プラットフォームにアップした。中国の感染対策は全世界に開かれており、時系列がはっきりしており、事実とデータは一目瞭然だ。時間と歴史の検証に耐えうる。
感染症の発生後、中国はオープンで透明で責任を果たすという原則に基づき、WHO及びその他の在中代表処と緊密かつ良好な意思疎通と協力を維持している。中国側はまた実際の行動によりWHOが国際感染対策のリーダーシップを発揮することを願っている。引き続きWHOを含む国際社会と共に手を携え感染症と戦い、世界の公衆衛生の安全を守るため共に貢献したい。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年6月4日