海南自由貿易港、香港と位置づけが異なる相互補完関係に=発改委

海南自由貿易港、香港と位置づけが異なる相互補完関係に=発改委。

タグ:海南自由貿易港 香港 相互補完

発信時間:2020-06-09 10:48:05 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 国務院新聞弁公室は8日午前、「海南自由貿易港建設全体案」の関連状況に関する発表会を開いた。国家発展改革委員会(発改委)の林念修副主任はその席上、「海南自由貿易港は香港と位置づけが異なり、重点発展産業も異なる。競争よりも相互補完の方が大きく、香港に衝撃を及ぼすことはない」と述べた。林氏の発言内容は下記の通り。


 香港、シンガポール、ドバイは現在、世界における高水準の自由貿易港の典型的な代表格だ。彼らの建設モデルと政策・制度には各自の特徴がある。香港が重要な国際金融センター、水上輸送センター、貿易センターであることは周知の通りだ。数多くの国際機関から、世界で最も自由な経済体、最も競争力の高い地域の一つと評価されている。特に香港は祖国復帰後、「一国二制度」の下で繁栄と安定を続け、かつ中華民族の偉大なる復興の壮大な征途に深く溶け込んでいる。


 海南省で自由貿易港を建設する際に、我々は世界的に有名な自由貿易港の先進的な経験に学び、これを参考にし、世界の高基準の経済・貿易ルールに合わせ、国際的な競争力を持つ開放制度体系を模索しなければならない。それと同時に我々は自然資源が豊富で、地理的位置が独特で、特大規模の国内市場及び後背地経済を後ろ盾とする海南省の優位性を十分に発揮しなければならない。貿易及び投資の自由・円滑を重点的に強調し、観光業、現代サービス業及びハイテク産業の発展に焦点を絞り、海南省の特色ある協力・競争の新たな優位性の育成を加速する。世界の自由貿易港の発展に新たな活力を注ぐ。


 この意義から論じると、海南自由貿易港と香港の位置づけは異なり、重点発展産業も異なる。競争よりも相互補完の方が大きく、香港に衝撃を及ぼすことはない。海南省の今後の自由貿易港の建設において、我々は粤港澳大湾区との連動発展をさらに強化し、実務的かつ効果的な協力を積極的に展開する。香港の長期繁栄・安定を保障し、一国二制度の実践が穏やかに遠くまで進むように後押しする。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年6月9日

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