中国国務院新聞弁公室は7日、「新型コロナウイルス感染症と戦う中国の行動」白書を発表し、5つの部分に分けて中国のこの上なく苦しい感染対策の歩みを振り返った。中国の感染対策のタイムラインを初めて系統的に整理し、中国の感染対策について段階的な政府レベルの総括を行い、世界で関心が寄せられている問題について権威ある詳細な回答を示した。白書が示したすべてのデータの裏側には、無数の感動的なエピソードがある。中国人は白書を通じ、この特殊な歴史の一コマを客観的に記録した。「環球時報」が伝えた。
米国のトランプ大統領は数日前、ウイルスが世界中に拡散しているにも関わらず、中国で拡散していないのは「まさに不可思議なことだ」と述べた。トランプ氏はこの白書を数分でも読めば不可思議とは感じなくなるだろう。これは中国政府が国民の命の安全と身体の健康を最優先し、揺るぎなき果敢な勇気と決意によって、最も全面的で最も厳格で最も徹底的な対策を講じたからだ。14億の中国人が感染対策の偉大なる戦士で、政府の感染対策を最大限に理解・支持・協力したからだ。誰もが「不可思議」と感じるのは、今日の米国の局面の方だ。
現在はまだ気を緩める時ではない。中国は依然として国内でぶり返しを防ぎ、外からの輸入を防ぐ圧力に直面している。世界的に見ても感染状況は深刻だ。ウイルスは全人類に共通する敵だ。ある国に感染者がまだ存在すれば、この戦いに終わりは来ない。白書が「人類の発展、子孫及び後の世代のことを考え、各国は直ちに行動し、思い切った措置を講じ、ウイルスの人類に対する現実的・潜在的脅威を最大限に取り除くべきだ」と指摘した通りだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年6月8日