「米国人の8割、国がコントロールを喪失と回答」米ニュースメディア「ポリティコ」は7日、NBC及びウォール・ストリート・ジャーナルが同日発表した共同世論調査の結果を引用し、「回答者の8割が、米国の最近の情勢がすでにコントロール喪失しているとした。コントロールされているは15%のみ」と伝えた。記事の内容は下記の通り。
今回の世論調査は、白人警官が黒人を殺害したことを発端とする抗議デモと、新型コロナウイルス感染症を背景としている。全米で現在まで193万人以上が新型コロナウイルスに感染し、11万人以上が命を落としている。
過去1週間以上に渡り、全米の140都市以上で抗議デモが発生した。世論調査の結果によると、「警察の行動とフロイドさんの死をより懸念している」は59%、「抗議デモの暴動化をより懸念している」は27%。世論調査の結果は、回答者が支持する党によって差がある。民主党支持者は前者が81%にのぼったが、共和党支持者は29%のみ。
新型コロナウイルスについて、自分や親族の感染を「とても懸念している」もしくは「懸念している」は63%で、4月の世論調査のデータより10ポイント減となった。「航空機の搭乗もしくは大型集会への参加に不快感がある」は3分の2。
また調査結果によると、経済回復に悲観的な米国人が依然として多い。「経済正常化は来年」は35%で、4月の26%からやや上昇した。「1年以上」は17%で、4月より6%上昇した。
NBCとウォール・ストリート・ジャーナルは5月28日から6月2日にかけて、1000人の米国人を対象にこのアンケート調査を行った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年6月9日