パレスチナの新型肺炎との戦いに協力するため、中国政府は10日から18日にかけて、パレスチナに医療チームを派遣しました。外交部の趙立堅報道官は、19日の定例記者会見で、「これは中国人民とパレスチナ人民の友情の表れであり、両国の医療衛生分野における深まった協力の新たなスタートだ」と述べました。
趙報道官によりますと、中国医療チームはパレスチナ滞在中、地元の政府高官や専門家、最前線で働く医療関係者と交流を行い、技術や経験を分かち合い、共に予防・抑制・治療措置について話し合ったということです。また、合わせて23カ所の病院や実験室、研究所を訪れて36回の交流と研修を行い、延べ500人が研修に参加しました。また、パレスチナと遠距離医療協力に関する枠組み協定に調印しました。
趙報道官は、「これは両国の医療衛生分野における深まった協力の新しいスタートである」と指摘したうえで、「中国は人類運命共同体の理念を抱いて、パレスチナやその他の国の求めに応じ、できる限りの支援をして、中東地域の公衆衛生上の安全の維持に積極的な貢献をしていきたい」と述べました。
「中国国際放送局日本語版」2020年6月20日