中国駐欧州連合(EU)使団と欧州政策研究所(CEPS)の共催による第22回中国・EU首脳会議のブリーフィング並びに「コロナ後の中国・EU関係シンポジウム」が18日に開かれ、張明中国駐EU大使が出席し、基調演説を行いました。EUの各機構、加盟国、各国のEU駐在機構、国際組織、EU中国商会、中国・EU研究機構などからの代表500人が参加しました。
張大使は基調演説で、「第22回中国・EU首脳会議は来週開かれる予定だ。昨年12月のEU新指導部の就任後、初めて開催される双方の首脳会議で、感染拡大した後、中国・EU間で開かれる最高レベルの定例会合でもある。この会議は、戦略的相互信頼、開放・協力、多国間主義といった3つの分野の話し合いが大きく注目されている」と話しました。
なお、中国市場への参入に関するネットユーザーからの質問に対して、張大使は「改革開放が中国の基本方針である。開放の扉は今後も拡大されつつあり、この方向は変わらないものだ」と示したうえで、「対外開放においては、方向がスピード以上に重要である。EUにも今後、多国間主義や市場経済、開放・協力といった正しい方向を守り続けていってほしい」と述べました。
「中国国際放送局日本語版」2020年6月20日