中国の駐英大使、香港国安法について英国に厳正なる立場を説明

中国の駐英大使、香港国安法について英国に厳正なる立場を説明。国家安全維持は各国の中央の職権だ。香港国安法は直ちに必要であり、合理的で納得できる。国安法は香港の秩序を取り戻し、混乱を沈静化させる根本的な策だ…

タグ:国家安全 香港 イギリス 共同声明

発信時間:2020-07-03 12:31:29 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 在英国中国大使館が2日発表した情報によると、中国の劉暁明駐英大使は1日、英外務省のマクドナルド事務次官と会談し、英国側の香港国安法(香港国家安全維持法)に関する中国側への謂れなき批判を一蹴し、英国側の間違った言行について中国側の厳正なる立場を説明した。劉大使は次のように述べた。


 英国側は最近、香港国安法についてあれこれと口出しをし、四の五の言い、中国の内政に乱暴に干渉し、国連憲章及び中英国交樹立共同コミュニケが確定した主権と領土保全の相互尊重、相互内政不干渉の重要な原則に大きく違反している。中国側はこれについて強い不満と断固反対を表する。


 国家安全維持は各国の中央の職権だ。香港国安法は直ちに必要であり、合理的で納得できる。国安法は香港の秩序を取り戻し、混乱を沈静化させる根本的な策だ。一国二制度の内在的な要求を示し、一国二制度の長期安定に資する。国安法が規制・管理するのは国家安全を強く脅かす4種の犯罪行為だ。懲罰を加えるのはごく少数であり、圧倒的多数が保護される。香港をより安全に、より美しくし、より繁栄させる。香港市民が安全な環境で、より良く法に基づき権利・自由を行使できるようにする。


 「中英共同声明」の中核的な要義は、中国が香港を取り戻すことを確定したことだ。中英共同声明には、香港復帰後の香港に英国が責任を持つとするいかなる字も条項も存在しない。英国は復帰後の香港に対して主権・統治権・監督権を持たない。香港は中国の特別行政区で、香港事務は完全に中国の内政であり、いかなる外からの干渉も許されない。国家主権の安全、発展の利益を守る中国側の決意は確固不動だ。我々は英国側に、香港事務への介入を直ちに停止し、中国への内政干渉を停止するよう求める。


 他にも在英国中国大使館の報道官は2日、英国が英国海外市民旅券(BNO)を持つ香港住民により多くの在留資格を与えるとしていることについて断固反対を表し、また関連措置を講じる権利を保留した。報道官は次のように述べた。


 BNO問題について、英国側は中国側と覚書を交換し、BNOを持つ香港中国公民に英国在留資格を与えないとはっきり約束していた。英国側があくまでも一方的に関連手法を変えるならば、自身の立場と約束に背き、国際法及び国際関係の基本準則にも違反する。中国側は英国側に対して、香港特区国家安全維持の立法問題を客観的かつ公正にとらえ、中国側の立場と関心事を尊重し、いかなる手段によっても香港事務に干渉せぬよう求める。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年7月3日

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