オーストラリアの反中シンクタンク「ASPI」の背景が豪メディアに再び暴露されたことを受けて、外交部の趙立堅報道官は3日、北京で行われた定例記者会見で、「悪意あるデマを用いた中国への中傷行為は、結局は自らの恥辱を招くことになる」と示しました。
オーストラリアの独立系ニュースサイト「APEC news」は、「オーストラリア戦略指針研究所『ASPI』の成功の道」という調査報告書を掲載しました。報道によりますと、「ASPI」は独立性を宣伝しているように見えますが、実際は反中国のロビー活動を行う組織で、オーストラリア国防部が最大の出資者であるほか、米国や英国などの政府と一部の軍需企業なども、その重要な出資者となっています。
これに対して、趙報道官は「中国以外のメディアが、このシンクタンク『ASPI』の背景をすでに複数回にわたり暴いてきた。今回は具体的な金額まではっきり書かれている。『ASPI』はオーストラリア国内の有識者を含め、広い範囲の人々から批判されている。事実と真実を前にデマを言いふらしても、結局は自らを辱めることになる」とコメントしました。
「中国国際放送局日本語版」2020年7月5日