英国政府が現地のプロバイダーに対し、期限内に5G通信網から華為(ファーウェイ)製品を完全に排除することを要求した件について、外交部の華春瑩報道官は15日の恒例記者会見で、中国側はこの件を全面的かつ厳粛に判断し、あらゆる必要な手段をとり、中国企業の正当かつ合法的な権益を守っていくとし、さらに次のように述べた。
英国側は確かな証拠が一つもないまま、ありもしないリスクを言い訳に米国に協力して中国企業を締め出すことを決定した。これは市場経済の原則と自由貿易の規則に公然と違反し、英国の関連約束事項に背き、中国企業の正当な利益をひどく損なうもので、中英協力の相互信頼の基礎を揺るがすことになる。中国側は強烈な反対を表する。
これはある企業、ある産業に限った問題ではなく、英国側がコストを無視して商業・技術問題を高度に政治化させる問題であり、英国における中国の投資の安全が明らかな脅威に晒される問題でもある。英国市場が引き続き開放・公平・差別なしを維持していけるかという点に、われわれの信頼は揺らいでいる。われわれは厳重な注意を払っている。中国側はこの件を全面的かつ厳粛に判断し、あらゆる必要な手段をとり、中国企業の正当かつ合法的な権益を守っていく。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年7月16日