米軍機が半年の間に南中国海で2000回活動 地域の平和と安定を破壊

米軍機が半年の間に南中国海で2000回活動 地域の平和と安定を破壊。米軍の延べ2000機以上には、空母艦載機の発艦回数が含まれる。空母艦載機は1日で百回以上発艦でき、7、8日の訓練であれば延べ7、800回になる…

タグ:南中国海 解放軍 艦艇 軍機 衝突

発信時間:2020-07-30 13:15:13 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中国外交部の報道官は28日、公開された情報によると、米軍機の今年上半期の南中国海における活動は延べ2000回以上にものぼると述べた。これはどの程度の頻度であり、どのような結果をもたらすのだろうか。ある専門家(以下「同氏」)は29日、環球時報に向け「南中国海を1本の道路とするならば、通過する車が増えるほどアクシデントが生じる可能性が高くなる」と分析した。


 同氏によると、米軍の延べ2000機以上には、空母艦載機の発艦回数が含まれる。空母艦載機は1日で百回以上発艦でき、7、8日の訓練であれば延べ7、800回になる。


 軍事専門家の李傑氏も類似する観点を示した。軍機の飛行回数と危険性は正比例の関係で、回数が増えるほど危険度が上がり、衝突が発生する可能性が大幅に上がる。米軍の半年内の2000回の飛行行動が、南中国海地域の平和と安定を破壊することは間違いない。


  また道路上を走行する車がみな交通ルールを遵守できれば、無事に運転することも可能だが、同氏によると次の2つのケースは例外だ。まず、中米双方の関連国際法のルールに対する理解が完全に一致していない。次により主要なことだが、米国側は「交通ルール」を守らないばかりか、さらには急な車線変更といった挑発行為があり、相手に判断を誤らせればアクシデントが生じる可能性が上がる。


 米軍の南中国海における挑発行為について、解放軍は監視し反応しなければならない。米軍の艦艇及び軍機による中国の立入禁止区域への侵入を阻止し、国の主権と領土保全を守ることは、中国人民解放軍の神聖なる職責だ。この状況下、中米両軍がいかに判断ミスを回避し、不要の摩擦を回避すべきかが当面の急務となる。


 米国のエスパー国防長官は先ほど、年内に訪中し危機をめぐる意思疎通に必要なメカニズムを構築しなければならないと述べたが、これは南中国海地域のリスク拡大を意識している。双方のハイレベル階段は衝突回避の共通認識の形成を促すと分析されている。中米間では現在「海上衝突回避規範」「中米海空遭遇安全行為準則」を通じ、現場の部隊の行為を管理している。しかし米軍の頻繁な軍事行動を前にし、既存の手段では効果的に管理できない可能性がある。

 

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年7月30日

 

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