中央人民政府駐香港特別行政区連絡弁公室(香港中連弁)の報道官は9日に談話を発表し、「香港の世論では最近、米国の覇権主義的行為を非難する強い声が形成されており、中国側の関連する意思表示は世論及びネットユーザーから喝采を浴びている。公道は自ずと人心にありで、主流の民意は米国側のいわゆる制裁が野蛮で理不尽であり、全世界の笑い話になるだけであることを再び証明した」と指摘した。談話の要旨は下記の通り。
昨日から現在まで、中央の香港関連活動部門及び特区政府は前後して公の場で反応し、米国の下劣な行動を強く非難する厳正なる立場を表した。米国の制裁リストに入れられた中国側の当局者は、「米国の制裁を恐れない」と公の場で表し、国及び香港の利益を毅然として守る忠誠心と責任感を示した。これらの反応は香港メディアによって広く報じられ、社会各界はこれに応じ次々と支持の声を上げている。関連内容はネット上で持続的に注目されている。力強い世論の声、ネット上の民意は、中国人が脅しに屈さず、いわゆる制裁は笑い話と茶番に過ぎないことを再び証明した。
中央の香港関連活動部門及び香港特区の当局者は、憲法及び基本法に基づき香港を管理・統治する、香港全体の利益及び市民の根本的な幸福を毅然と守る者であり、国土を守る責任を果たしている。米国は「中国の最近の行動は香港の自治と民主の歩みを根本から破壊している」と中傷しているが、これは完全に白と黒を転倒させており、荒唐無稽だ。米国側と香港の反対派が緊密に結託し、一国二制度及び香港の国家安全のレッドラインを勝手に踏み、香港社会を長期的な動乱に陥らせた。香港の民主と自由、高度な自治の破壊者は彼らだ。米国の一部の政治家は何度も香港を問題視し、中国に厄介事をこしらえ中国の足を引こうと企んでいるが、その狙い通りには決してならないことを知るべきだ。我々はまた長期的に外部勢力と結託している香港現地の反動派に対して、民族の立場と気概を失い祖国と家を脅かす者が良き結末を迎えることがないことは昔から決まっていると忠告する。
米国は常に民主と自由、人権とプライバシーの尊重を標榜している。最近はさらに「米国公民の個人情報の安全の脅威」という謂れなき罪名により中国の通信テック企業に理不尽な規制をかけ、気も狂わんばかりに圧力をかけ、さらには騙し強奪している。米政府は今回、道徳と偽善の偽の仮面を脱ぎ、財務省公式サイトで中国の当局者の住所及び個人情報を公開した。この重大なプライバシー侵害の下劣な行為には、政治・道徳の限度がまったくなく、その野蛮で卑劣なダブルスタンダード、偽りの醜い真の姿を露呈し、道徳心の信用スコアの破産を加速するばかりだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年8月10日