王毅国務委員兼外交部長は21日、海南省保亭県でパキスタンのクレーシ外相と第2回中国・パキスタン戦略対話を行いました。
席上、王国務委員は「中国とパキスタンは全天候型の戦略的パートナーであり、互いに揺ぎなく相手国を支持している。これは両国関係の優れた伝統である。国際または地域の情勢がいかに変化しようとも、どのような困難やチャレンジに直面しようとも、中国の対パキスタン政策は変わらないものである」と示しました。
また、「現在の情勢の下では、中国とパキスタン双方は協調と協力をさらに強め、両国共通の戦略的利益をしっかりと守り、地域の平和安定と発展の促進に貢献すべきである。双方は引き続き感染症の予防・抑制で協力を強化させ、手を携えて感染症に立ち向かっていく必要がある。指導層の交流と緊密な戦略的意思疎通を保ち、二国間関係の発展をリードし、中国-パキスタン経済回廊の建設を質の高いものに押し上げ、経済社会の発展、雇用の創出、民生の改善により注力していく」と強調しました。
クレーシ外相はこれを受け、「パキスタン指導層は中国との協力強化を全力で後押しし、各界が対中関係の発展に対して高度な共通認識を持っている。パキスタンは中国の核心的利益と重要な関心事をすべて支持し、中国と共に未来の協力ビジョンを計画し、強固な二国間関係をより一層発展させていきたい」と示しました。
「中国国際放送局日本語版」2020年8月22日