外交部の汪文斌報道官は25日に行われた定例記者会見で、「アジア太平洋経済協力会議(APEC)非公式首脳会議への中国台北の代表派遣は、APECの関連覚書と慣例に則らなければならない」と述べました。
報道によりますと、新型コロナウイルス感染症の影響で、今年のAPEC非公式首脳会議は史上初のオンライン開催となり、台湾当局が蔡英文氏の参加を目指すと表明しました。
これに関する記者からの質問に対し、汪報道官は「中国台北は、『一つの中国』原則の下で、地域エコノミーという身分でAPECに参加している。APEC非公式首脳会議の開催方式がどうであろうと、中国台北の代表派遣はAPECの関連覚書とルールに則らなければならない。これが、中国台北のAPEC参加の重要な政治的前提である。この問題において、私たちの立場は明確かつ断固たるもので、いかなる側も幻想を抱いてはならない。台湾当局がこれに付け込んでの『現状打破』の企みは、徒労に終わるだろう」と強調しました。
「中国国際放送局日本語版」2020年9月26日